月へ旅立つ

12月3日にちゅぴ蔵が月へと旅立ちました。
名前に「蔵」がついていたことから、男の子だと初対面の人には思われていましたが、女の子でした。うさぎは雌雄が小さいときは分かりにくいといわれていますが、彼女は最初から女の子と分かっており、最初は「ちゅぴちゃん」だったのにいつの間にか「蔵」がついていたのでした。
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子宮がんでした。
ドワーフ系は高齢になると子宮がんになりやすいと知っていました。
若い時に予防のために摘出手術をする方法もありましたが、健康な体にメスを入れる事に抵抗があり、あえてそれをせずに過ごしてきたのです。
今となってはそれが正解だったかわかりませんが、、、。
病院に行ったときは、もう手の施しようがありませんでした。
それでも、薬を飲み、いつもとかわらぬかわいさを振りまいていました。全く病気とは感じさせなかったのですが、、、.
発覚から約3ヶ月。
ちゅぴ蔵は逝ってしまいました。
思い出し 文章にするということは 今はまだつらく、詳しく書く事はできません。
でも、最後は安らかな姿でした。
ちいさなお骨になって今、手元にいます。
今度田舎に帰ったら、自然にかえそうと思っています。
今でも、若いときに手術をすべきだったのか答えは出ませんが、私たちのもとで幸せであったと信じたいと思っています。

「うさぎのルーピースー」

友人からのクリスマスプレゼント。佐野さんありがと!(^^)!
優しい絵です。
野うさぎの死の場面から始まる物語。
ー 死はいつもとても身近です。食べることと同じくらい。ー
作者 どい かや さん のメッセージ。
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うさぎの死を暗く描いてはいません。
死も生と同じようにキラキラとしていて、女の子はうさぎの死をうらやましいと感じます。
うさぎは土に帰り、その土で作った野菜は(うさぎは)自分たちの生となるだろう。命の巡りを表現した絵本です。
私にとってはある意味 難しい本でした。
自分は まだこんな風に死を受け入れることはできないからです。
いつか私もこの女の子のようになれるのでしょうか。。。