喜怒哀

震災から一ヶ月。
喜怒哀の日々だった。
「哀」 あまりにも多くの人達が被害にあった。
親しい人を亡くしながらも、淡々と語る被害者たち。TVを見ているこっちが、泣いてしまう。。。
東日本沿岸での被害が大きく、なかなか目を向けてもらえない長野や埼玉などの被害者たちもいる。
「喜」 奇跡的に助かった方がいた。
3週間も海の上を漂いながら先日助けられ、飼い主のもとに帰れた犬がいた。
被災地より「スーパーに商品が並んでいるのを見て涙が出た」というのを読み、自分も思わず涙が出た。
「怒」 福島の件。東京電力、政府の初期対応の悪さ。
何年もの間 疑問を持ち、東京電力に警告していた市民グループがいたのに。。
東京電力が推定した津波の高さが、チリ地震の時の津波の高さよりも低かったというのはどういうことなのだろう。
福島の人たちは多くの苦しみを抱えてしまった。
そして現在福島第一原子力発電所で活動さてれいる方々には本当に頭の下がる思いだ。
石原東京都知事は、「花見を自粛」という。
そりゃあ、計画停電されている最中に、ドームでの試合やナイターなんてとんでもない話だが、「昼間に花を愛でましょう。被災地の酒を飲みましょう」ってことくらい言って欲しかった。
福岡でイベント会社が倒産した。
私の知り合いにもイベント関係の仕事を生業にしている人が多く、この先どうなるのか見えないと嘆いている。
原発事故のせいで、ブランド化されていた多くの日本の農作物、海産物、商品は輸出も難しくなるだろう。
おそらく、海外の日本食レストランは苦難を強いられるだろう。
起きてしまった地震はある意味仕方無いが、一気に復興へ向かえないのは福島が解決していないからだと思う。
私は、ある神様の名をハンドルネームにしている人の言うことは、「神様の名」を使っているということだけでも信用できないと思っている。
しかし、こういう人達の言うことが支持されるのは政府などの情報が信用できないと思う人が多いから。
正確な、隠し事のない情報を望みます。
募金は些少ながらさせてもらった。
あとは節電し、風評被害にあっている商品を消費し、輸出がダメなら少しでも内需を増やそう。
それが、私の今できる「被災地の応援」「日本への応援」であると思う。
いつか「楽」が訪れる事を願う。